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中日杯2014東海女子オープン

中日杯2014東海女子オープンの決勝戦は、緊迫した好ゲームでした。
予選での得点履歴が反映しない準決勝シュートアウトや決勝でのグループラウンドロビンを用いた試合形式は短期決戦ですから、競技性について疑問を呈するご意見があることも当然だとは思います。
しかしスピーディーな競技進行で立ち見も多い観客を飽きさせず疲れさせない配慮だと思いましたし、終盤まで優勝の可能性を競技者に散在させつつ人数を絞り込む結果としてグループラウンドロビンに残った16名の選手の顔ぶれを見ると、競技性もある程度保たれたものと思いました。
優勝を逃したものの、ポイントを得て来シーズンのシード権を確保して一定の満足を得ているプロボウラーやそのファンを見ていると、ポイント付与にふさわしい大会規模や競技力レベルを持ったトーナメントを、プロ協会は公認して「名誉あるタイトル」とし、ポイント獲得機会を増やすのが再興の糸口かも知れないと勝手に思いました。
賞金総額を「公認」の基準にする現行制度では、ボランティア的な賞金スポンサーが得難い経済情勢の中でトーナメントは減っていくでしょう。
熱心なファンを集めた今回の東海女子オープンでも、観客動員は2日間で1800人程度でしたから、広告効果を期待するスポンサーが居たとしても、出資出来る額はそれほど多くはないでしょう。
会場となったボウリング場は、東海女子オープンの2週間前に「24時間テレビ」のサテライト会場のひとつとして、1日で45000人を集めています。
この比較を見ても、人を集めて広告効果を狙う商業企画として、プロボウリングは微力に過ぎません。
また、会場となるボウリング場の負担を考えると、今後は平日開催が増えてくると思いますから、観客が減る可能性はあります。
しかし、高度なボウリング競技を見せるステージは、スポーツとしてボウリングを振興させていくうえで大切なものだと思います。
「スポンサーが無いからトーナメントが消えていく」のではなく、まずトーナメントを増やしてツアー化し、そのツアー全体のボリュームをもってスポンサーを探すべきだと思います。
プロトーナメントといえども、プロは参加料を支払っています。
現行の額でも、会場使用料と最低限の大会運営費を賄えないわけではないと思います。
賞金には入場料収入を充てればどうでしょうか。
今よりもずっと少ない賞金額となりますが、プロボウラーの皆さんが現実を把握してそれに甘んじてくれれば、あとはプロ協会が競技レベルと大会規模を基準に「公認」して、ポイントの付く公式戦は開催できると思います。
賞金額にこだわってトーナメントが無くなっていけば、結局賞金を得るプロボウラーも居なくなります。
まず、賞金を捨てて競技力レベルの高い公認トーナメントを増やすことで、結果としてツアーにスポンサーが付き、後から賞金がついてくるかも知れません。
ツアー化の中で、競技力のあるアマチュア選手の参加を求めることも、スポンサーを得るためには有効かも知れません。
ポイント順位に入ったアマチュア選手が、その場で入会金と年会費を支払ったらプロ協会に加入させ、プロボウラーとしてポイントが有効になるような制度にすれば、そのアマチュア選手を応援する家族や友人も、プロボウリングのファンに取り込めるでしょう。
成功の保証は出来ませんが、ひとつの可能性として思いつきを書きました。

Published in ボウリング業界