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日下君を忘れない

筆者(向かって右)と日下君 稲沢市商工会議所にて

日下淳君は私より4歳若い、有能な人物でした。
立命館大学のアメリカンフットボール部で、有能なディフェンスとして活躍された巨漢です。
頭脳も優秀であり、話術や社交術にも長けていました。
グランドボウルチェーンのオーナーがモルガン・スタンレーの時代に、彼が営業部長としてヘッドハンティングされ入社してきた時、私は経営企画部課長でしたので、彼のほうが上役でした。
その後、現在のオーナーに変わった時点での人事異動で、彼は稲沢グランドボウルの営業渉外に配属され、職位としては総支配人だった私のほうが上となりました。
巨額の投資を受けて再生された稲沢グランドボウルの業績発展に、彼は多大な功績を残しています。
しかし社内の複雑な人間関係もあって、彼は能力に見合った地位に返り咲くこともなく、上掲の写真を撮影した翌年に、半官半民のNPO法人に転職していきました。
そして転職後間もなく、家族と離れ単身赴任していた遠い土地で、彼はこの世を去ります。
突然の訃報でしたが、肝臓を患っていて無理が祟った結果のようです。
コンビニエンスストアの駐車場にずっと駐車している車を不審に思った店員が、車中でぐったりしている彼を発見したそうです。
最後に写真を撮ったこの時には既に体調が悪かったのかも知れませんが、彼はそんな素振りを全く見せませんでした。
ですから、まさか彼の余命があと400日ぐらいしか残されていないなどとは、この当時は思いもしませんでした。

3月が終われば、彼が亡くなって2年となります。
時間の経過とともに社内での彼の記憶も薄らいでいきますが、彼の功績を私は忘れません。

Published in 思い出話